睡眠時無呼吸症候群(SAS)
1.眠っているとき呼吸が止まっている いびきがうるさいと言われる
2.しっかり寝ているのに日中に強い眠気、疲れを感じる
3.夜中に何度もトイレへ行くことがある
その症状は閉塞性睡眠時無呼吸症候群 かも!?
大きないびき、夜間何度もトイレに起きる、頭が重い、つらい倦怠感、日中の眠気といった症状がみられる場合、睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)の可能性があります。
いびきをかくということは、気道が狭くなっているという事
なぜ気道が狭くなるのか・・・・?
それは、①筋力の低下(加齢)、②舌が重たい(肥満)、③顎が後退している、扁桃肥大がある、軟口蓋が長い(形態的問題)などの理由で気道がふさがったり、狭くなります。また④口呼吸をしていると舌が落ち込みやすくなります
閉塞性睡眠時無呼吸症候群は肥満があると発症しやすく、BMI25以上の方が多いですが、日本人では、肥満の程度が低くても顔面の形態的問題から閉塞性睡眠時無呼吸症候群を起こしやすいといわれています。
閉塞性睡眠時無呼吸症候群の合併症として、
重症者の場合、健常者の7倍居眠り運転による事故の危険性が高まるといった報告があり、早期の治療を要します。また、閉塞性睡眠時無呼吸症候群になると寝ているときに酸素欠乏状態に陥り、心臓や血管に負担がかかる結果、心血管系リスクとして高血圧、糖尿病、心不全、不整脈、夜間突然死、脳卒中リスクが高まります
当院ではCPAP(持続陽圧呼吸療法装置)による治療が可能です。まずはご自宅での簡易検査後に診断を行い、精密検査またはCPAP治療を行っていきます。CPAP治療は検査を行い一定の基準を満たすことで健康保険の適応になる治療法です。CPAP装置からホース、マスクを介して空気を気道に送り、常に圧力をかけて気道がふさがらないようにすることで、睡眠の質を高め、眠気がなくなる、夜間のトイレの回数が減るといった症状の改善が期待できます。またCPAP療法による降圧(血圧を下げる)効果の報告もあります。
閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)の患者さんの心・血管系疾患による死亡率は2.2倍と高く、CPAP治療により一般の人レベルとなります
心当たりのある方はぜひ一度受診にいらしてください
睡眠障害
「睡眠障害」といっても、その症状は人によって様々です。
代表的な睡眠障害としては、「不眠症」「過眠症」「概日リズム睡眠障害」
「睡眠呼吸障害」「むずむず脚症候群」などがあげられます。
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- よく眠れない、寝つきが悪い
- 寝ている間に何度も目が覚める
- よく寝たにも関わらず、日中に眠気を感じる
- 仕事中などにいつの間にか寝入ってしまうときがある
- 睡眠が原因で、仕事や学校などに行けない時がある
- 夜に眠れず、ストレスがたまっている
- 睡眠中に足にむずむず感や不快感を感じ、じっとしていることができない
など
不眠
不眠の症状に悩む方は、20歳から歳を重ねるごとに増え、男性よりも女性に多いといわれています。
日本では、不眠の症状は約5人に1人と言われています。
「ただ眠れない」という症状だけではなく、4つのタイプに分類されます。
あなたの症状にあわせた治療で、一緒に改善していきましょう。
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- 入眠障害
不眠の中では最も多く、睡眠までに2時間以上かかり、なかなか寝付けない。 - 中途覚醒(睡眠維持障害)
歳を重ねるにつれ多くなる症状で、夜中になんども目が覚めます。 - 早朝覚醒
高齢の方に多い症状で、本来目覚めたい時間よりも2時間以上前に目が覚め、眠れない。 - 熟眠障害
睡眠時間はきっちりとっているのに、ちゃんと眠れている感じがしない。
- 入眠障害
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