高齢者の肺炎球菌感染症定期接種とは、「予防接種法」という法律に基づき市町村が実施する予防接種です。

2014年10から開始されました「高齢者の肺炎球菌感染症の定期接種」の5年経過措置は2018年度で終了となります。
しかし、定期接種対象者の接種率は65歳相当の方で40％程度に留まっており、肺炎球菌感染症の疾患の重篤度から、
接種率を向上させる必要性があることに加えて、制度の周知、接種記録を考慮して総合的に判断し、
さらに5年間の経過措置を設けることになりました。
2019年度から2023年度の定期接種制度は、新たに65歳になる方、65歳以上で今まで23価肺炎球菌ワクチンを
接種したことがない方を対象としています。
2019年度の対象者、対象期間は以下の通りです。

【平成31年度の定期接種対象一覧】

≪65歳≫昭和29年4月2日～昭和30年4月1日生まれの方
≪70歳≫昭和24年4月2日～昭和25年4月1日生まれの方
≪75歳≫昭和19年4月2日～昭和20年4月1日生まれの方
≪80歳≫昭和14年4月2日～昭和15年4月1日生まれの方
≪85歳≫昭和9年4月2日～昭和10年4月1日生まれの方
≪90歳≫昭和4年4月2日～昭和5年4月1日生まれの方
≪95歳≫大正13年4月2日～大正14年4月1日生まれの方
≪100歳以上≫大正9年4月1日以前にお生まれの方

※60歳から65歳未満の方で、心臓、腎臓、呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活活動が
極度に制限される程度の障害やヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に日常生活が
ほとんど不可能な程度の障害がある方

【対象期間】2019年4月1日～2020年3月31日まで
この制度では、今まで23価肺炎球菌ワクチンを接種したことがない方を対象に、
2023年度までに1人1回、定期接種の機会を設けています。